研究開発

私たちは、対立をなくすのではなく、「良い対立」ができる制度や空間をデザインすることを目指しています。敵対関係を闘技関係に変えることこそが、多元的な社会における民主主義の本質です。

コア研究領域

多元現実は、最新のテクノロジーを取り込みながら、古典的な問いに向き合うための基礎研究に取り組んでいます。その幅は、AIエージェントからHCI、投票理論まで及びます。

制度01

分散型ウェブと統治

分散型自律組織を用いた政治制度と行動の大規模実験。ブロックチェーン技術を活用した、透明で改ざん不可能な投票・合意形成システムの構築。

研究テーマ
  • 分散型自律組織による制度設計実験
  • 二次投票の実装
  • 遡及的公共財資金配分の設計
運用02

熟議民主主義

熟議民主主義と統治機構の再設計。「敵か味方か」の二項対立を超え、複雑な利害関係を調整するための闘技的民主主義の実践。

研究テーマ
  • ミニ・パブリックスの制度設計
  • 闘技的民主主義の実践
  • 信頼できる中立性
技術03

人間と計算機の相互作用とAIエージェント

HCIとAIが交わる領域での研究。「結論操作AIプロトタイプ」や「AIインタビュアー」など、人間とAIの対話を通じた合意形成プロセスの探究。

研究テーマ
  • AI媒介コミュニケーション
  • 大規模言語モデルによる論点構造化
  • サイバネティック・インターフェース

研究記事

市民討議会の現場から、提言後の「執行の可視化」を考える
市民討議会コア領域: 熟議民主主義2026.08.10

市民討議会の現場から、提言後の「執行の可視化」を考える

多治見市の無作為抽出型市民討議会を視察し、市民運営と行政の接続、少数意見の記録、提言後の実施状況を追える仕組みを考察する。

対話型AIとブロードリスニングで双方向の科学コミュニケーションをつくる
科学コミュニケーションコア領域: 人間と計算機の相互作用とAIエージェント2026.03.31

対話型AIとブロードリスニングで双方向の科学コミュニケーションをつくる

研究者のAIクローンとの対話から市民の関心を収集・可視化し、研究者へ還元する双方向の科学コミュニケーションを検証する。

DD2030から住民会議、多元現実へ熟議支援の実践をたどる
実践研究コア領域: 人間と計算機の相互作用とAIエージェント2026.02.15

DD2030から住民会議、多元現実へ熟議支援の実践をたどる

DD2030の「いどばた」開発から地域の住民会議、多元現実の倍速会議へ続く熟議支援の実践をたどる。

予測市場を政策決定へ組み込むFutarchyを考える
制度設計コア領域: 分散型ウェブと統治2025.08.11

予測市場を政策決定へ組み込むFutarchyを考える

予測市場を政策決定へ組み込むFutarchyの仕組み、利点、実装上の課題を整理する。

選挙予測市場から情報集約の可能性と限界を検証する
予測市場コア領域: 分散型ウェブと統治2025.07.23

選挙予測市場から情報集約の可能性と限界を検証する

チームみらいの当選を題材に、予測市場の価格形成、流動性、オラクル問題を検証する。

Pluralityを支えるメカニズムの社会実装を検証する
Pluralityメカニズムコア領域: 分散型ウェブと統治2025.05.01

Pluralityを支えるメカニズムの社会実装を検証する

Pluralityと親和性のあるガバナンス技術を、社会実装の段階と普及可能性から比較する。

DIGSHIBUYAの寄付ネットワークから談合耐性を考える
ガバナンスコア領域: 分散型ウェブと統治2025.02.28

DIGSHIBUYAの寄付ネットワークから談合耐性を考える

DIGSHIBUYAの寄付データを可視化し、シビル攻撃や談合への耐性を高める資金配分手法を検討する。

適応型AIエージェントで人と人の対話を拡張する
人間・計算機相互作用コア領域: 人間と計算機の相互作用とAIエージェント2025.02.25

適応型AIエージェントで人と人の対話を拡張する

二人の間にAIエージェントを配置し、メッセージを動的に調整する対話モデルとテキストチャットの試作を提示する。arXiv公開論文。

台湾現地取材からvTaiwanの理想と課題を捉える
熟議設計コア領域: 熟議民主主義2025.02.19

台湾現地取材からvTaiwanの理想と課題を捉える

台湾の現地取材を通じて、vTaiwanの参加導線、対面ファシリテーション、制度接続の理想と課題を検討する。

DigDAOで二次資金配分の実験を検証する
参加型予算コア領域: 分散型ウェブと統治2024.07.30

DigDAOで二次資金配分の実験を検証する

DigDAOの18プロジェクト・110人の寄付データを基に、QFによる参加型資金配分の結果と課題を検証する。

Plurality
書籍

Plurality

対立を創造に変える協働テクノロジーと民主主義の未来を描く一冊。学術・政策・現場の知を横断し、Pluralityを実装するための原則と実践を解説しています。